AusJapanMate’s Blog

おもに海外(オーストラリア)での妊活(妊娠・体外受精・IVF)と日々のあれこれ

番外編 妊活中の男の視点と気持ち。“馬鹿と鋏は使いよう”

妊活(不妊治療)の中での、夫(男性)側の視点や気持ち、協力について。

 

女性側からするとかなりショックかもしれませんが、男にとってはやはり、どこか他人事です。なぜなら、自分の身体がほぼ100%、関わらないから。

 

この不妊治療で実際に関わったとすれば、精子の提出くらい。夫婦生活は、別に不妊治療でなくても行われる行為ですから、妊活に関わっている実感はない。

 

だから、奥さん(女性)は、夫(男性)に対し、一切の期待はしないほうが良いです。同情とか優しさとか、思いやりとか。期待すると、期待外れだった時のストレスがより増大するから。

 

「私は、こんなに苦労しているのに!」

「なんで私だけ痛い思いしなきゃならないの?」

「旦那、使えね~」

 

前述の通り、妊活に関わっている・参加しているという意識は、女性とは雲泥の差ですから、女性の苦労や痛みをほとんど理解していません。

 

こればっかりは、本当、どうしようもないと思います。なので、夫(男性)を代表して、謝っておきます。どうもすみません。でも、この妊活期間を逆手にとって、さりげなく上手に、夫をコントロールというのはどうでしょう?

 

まず、多くの男性は、女性の長ったらしい、結論なり正解なりが見えない話は、まどろっこしくて、イライラしてしまいます。

 

理論的で理路整然とした話はスイスイと入ってきます。また、車や飛行機などの機械や、宇宙や科学などのテクノロジー関連、化学などの話もまた、好きです。大人の男は、格好つけて、理論好きな、プライドの高い大人の着ぐるみを着た、ガキであるということを忘れないでいただきたい。

 

例えば、夫に料理の知識を入れたいとき。

「日本には、調味料の種類と入れる順番を兼ね備えたキーワードがあって、聞いたことあると思うんだけど、“さしすせそ”あるじゃん?あれ、実は化学的な根拠があって、それぞれの調味料の分子の大きさが違うから、食べ物に浸み込むのに最適な順番でもあるんだよ。すごいよね、昔の人って。」

 

(男の口から出る返事)「ふーん」

(男の内心)「え、マジ?分子の大きさが考慮されているだって?」

 

つわりがひどくて、何かを手伝ってほしいとき。

「つわりの症状が出る理由の一説なんだけど、人間の赤ちゃんがお母さんのお腹の中で、実は今までの動物の進化の過程を再現していて、水中にいた生物が陸に上がって肺呼吸になったときの苦しみが、母体に現れてきているんじゃないかって。そんな感じで今の私のつわりがひどいので、ちょっとでいいから掃除機かけてくれると助かります。」

 

(男の口から出る返事)「そんなに壮大な話かよ」

(男の内心)「赤ちゃんが動物の進化の過程を再現?肺呼吸になる苦しみ?」

 

基本、男はバカなので、やっぱりハサミと同様、うまく利用してほしいです。

使いようです。もしそれを使いこなせていないのなら、使い手側に問題があるのかもしれませんよ(汗)

 

では、今回はこのへんで。