AusJapanMate’s Blog

おもに海外(オーストラリア)での妊活(妊娠・体外受精・IVF)と日々のあれこれ

Story 8 IVF(体外受精)がスタート!すごいよ、奥さん(汗)…

始まりました、IVF体外受精)。

 

IVFってどんなもんなのか、妻から送られてきたURLのウェブサイトにアクセスし、その中の動画を見てみました。

 

なんと、女性は、自分のお腹に、注射をします!詳しくはインターネット上にある、産婦人科不妊治療専門のクリニックのウェブサイトを見ていただければわかると思うので、ここでは割愛。妊娠するためのホルモン上昇や、卵子を増やして、できるだけたくさんの卵子を採取できるようにするための注射。

 

動画見ると、結構な針の長さの注射ですよー。なんか、ここでも、妻に申し訳なく感じました。でも、男である僕に代わりは務まりませんので、仕方がありません。

 

そして、IVFに向けた自宅での自己注射が始まりました。妻が薬局から買ってきた箱を開け、注射を僕に見せてくれました。針の長さは、動画で見たものよりも短く、1㎝くらい。僕の叔母が糖尿を患っているのですが、毎食後のインスリン注射みたい。

 

「あれ、短いじゃん。良かったね。」

 

翌日の晩も、もちろん注射を打たなくてはなりません。この日の注射は、別の種類のものらしく、また僕に見せてくれました。今度の注射の針の長さは、3㎝くらい!

 

「な、長い!それを自分で、自分のお腹に射すの?しかも下腹部3か所に?」

 

この自己注射を、卵子を採取する前日の夜まで実施しなければなりません。妻も、その針の長さを見たときは、ビビり、憂鬱そうでした。

 

でも、もうやってもらうしかありません。子どもがなんとしてもほしいってことでもないのですが、夫婦になった以上は子どもを持つことをトライしてみよう、っていうなんとなくの共通の意識。しかも、2人とも40歳代で、後がありませんから。

 

注射とは別に、どうやらホルモン薬剤を塗布した棒を膣に入れるという作業もあったようですが、それは妻がトイレでやる作業なので、どういうものかは正直わかりません。

 

いずれにせよ、不妊治療を行う女性の苦労には、本当に頭が下がります。

 

それでいて、その成功率は、その苦労の割に20%程度と、かなり低い。だから、僕と妻は「なるべく期待しないようしようね」って言い合ってます。そうしておかないと、妊娠できなかった時のショックが大き過ぎてしまいますから。

 

不妊治療中に夫にできることは、できるだけ妻を甘やかしてあげることくらい。食べたいものを食べさせてあげたり、家の中でのリクエストに応えたり。

 

この不妊治療の当事者になって感じたことは、少しでも自分の赤ちゃんがほしいと思っている人は、やはりなるべく早めに妊活を始めたほうがいい、ってこと。

 

「子どもがほしい」って思うのは、すでにある程度の人生経験や社会経験をした後に来る気持ちだと思うけど、その時点では、生物学的な観点からすると、少し遅すぎることになってしまうかもしれない。

 

男性も女性も、結婚前や結婚後でも、どうか子どもを持つことや妊活から目を逸らさずに向き合って考え、機会を設けて話し合ってください。

 

費用的なコストや、痛みや苦しみのコストを考えたら、自然に妊娠できるのであれば、それに越したことはありませんからね。