AusJapanMate’s Blog

おもに海外(オーストラリア)での妊活(妊娠・体外受精・IVF)と日々のあれこれ

Story 12 受精卵は移植できるのか!? しっかり胚盤胞まで育ったのか!?

前回は、受精卵(胚盤胞)の移植前までのお話。妻のホルモン値が高かったため、このままだと数日後に予定されている移植はできないという診断。

 

そうこうしているうちに、移植日当日。今回も不妊治療センターに妻を連れていく。移植するしないにかかわらず。 僕はその足でいつも通り仕事へ。

 

前回の採卵のときのように本格的な手術ではなく、受精した胚盤胞を移植した後は、ふつうに仕事に行ってもよいという、かなりカジュアルな手術(?)

 

ただし、それは、移植ができたらの話。当日にも血液検査が行われ、数日前同様、ホルモン値が高ければ、移植は延期。

 

はたして結果は…問題なし!

 

ということで、無事、胚盤胞の移植が実施されたようです。あとで妻から聞いた話なのですが、受精卵を持ってきた看護師さんが、「この卵、発育が早いから、早く移植しないと!」と、かなり焦った様子で先生に手渡していたそうです(笑)

 

ひとまず、受精卵の移植まで終わりました。もうここまできたら、あとは “果報は寝て待て” の心境ですね。だって、もう、なーんにもしようがありませんから。でも、妻は、まだ膣内へのホルモン剤の塗布を続けなければならないようです。これは、妊娠状況を確認する1週間後まで続きます。

 

さて、採卵した卵子10個のうち8個が受精し、そのうち胚盤胞まで育ったのは、4個。今回の移植で1個を使ったので、残りの3個は冷凍保存します。今回の移植が成功しなかった場合は、この冷凍保存されたものを使用するという段取り。ただ、この冷凍保存も、タダではありません。最初の6か月間は無料で保管ですが、あとは6か月ごとにAUD250の費用がかかります。現在、日本円豪ドルのレートは、豪ドルが非常に弱いので、日本円で2万円弱といったところでしょうか。にしても、いろいろとお金がかかるもんです。

 

この胚盤胞、もちろん放棄することもできます。それは、廃棄するという意味ではなく、病院に「寄付」するというもの。卵子胚盤胞に恵まれない女性に使われるのでしょう。この選択肢は、やるにしても、まだ先。今じゃない。

 

もしくは、その冷凍保存した胚盤胞で、2人目、3人目にトライもありです。妻が子宮内膜症の手術をしたときに担当した麻酔医の奥さんは、すべての子どもをIVF(体外受精)で作ったそうです。専門家でもある彼らがその選択をしたのは、おそらく、健康で正常な精子卵子を検査・抽出し、その受精卵を使用することで、妊娠率を上げ、健康な子供を授かる可能性が高いという判断だったのではと、勝手な想像。

 

実際に不妊治療に関わると、妊娠して子どもを産むってことが、いかに奇跡的か、あらためて思い知らされます。でも、妻の妊娠は、まだまだ期待はしませんよー。