AusJapanMate’s Blog

おもに海外(オーストラリア)での妊活(妊娠・体外受精・IVF)と日々のあれこれ

Story 9 It's ハラキリタイム!見てるの怖い…

さて、夕食後は、妻はIVFの注射を打たなくてはなりません。

 

「ハラキリタイムだよ~」

 

そりゃ、毎晩、しかも2週間も自分で自分のお腹に注射を打つなんて、憂鬱だよねー。僕は、それを聞いて、「ハハハ」と愛想笑いするくらいしかできません。なんか、かわいそうだし、痛いだろうし、大変だろうし、でも何もできないし。夫婦によっては、旦那さんが注射を打ってあげる人もいるようですが、うちの妻は拒否。とにかく、IVFのプロセスに沿って、毎晩注射とホルモン薬剤の膣への塗布(?)。

 

いやー、何度も書いてますけど、本当に女性は大変!その上、このIVFがうまく行ったら、次は妊娠の10か月間がある。その間にもつわりや流産の可能性、ホルモンバランスが不安定になるetc。そして、極めつけは、出産ですよ。

 

もちろん、前にも書いた通り、IVFの成功率は20%程度。つまりは、失敗の可能性のほうが80%で、ある意味、失敗して当然な確率。

 

これだけ苦労して、失敗なんて、つらいし、やるせなくなるでしょう。しかも、成功率は、女性が高齢になればなるほど低くなる。

 

でも、なぜか、女性はもちろん、男性だって子どもがほしくなる。たぶん、生物としての本能のような気がします。

 

子どもを持ちたくない人も、もちろんそれはそれで、理解できますし、その意思を尊重します。

 

人間は、理性と本能の間を、行ったり来たりしてるのでしょうか。

 

経済的なこと、環境的なこと、将来的なことやその他の諸々を考えたとき、それは理性的に、そこから子どもを持たないと判断される方も多々いらっしゃると思います。そもそも子どもが嫌いな人も、少なくないはずです。

 

ただ、理性的な判断を取っ払って考えると、やっぱり自分の妻には女性として、子どもを授かるという、女性だけが持つ「人が人を作る」生物機能を活かしてほしいと、思います。

ボキャブラリー不足で、うまく表現できていません。ごめんなさい。

 

この世の中や社会の仕組みは、男性が作り、そのため今でも男性有利な世の中です。でも、人を産み出せるのは、女性しかできません。女性が子どもを産まなければ、そんな男社会なんて、いとも簡単に崩壊。

 

最近、フェミニズムMeTooなどが普遍化されて女性の地位向上を目指してますけど、それくらいじゃ、男によって数千年も前から築かれた男性有利の社会は揺らがないと思います。

 

僕は、女性は「子どもを産まない」宣言をすればいいと思ってます。そうすれば、そう遠くない未来に人類は滅亡してしまいますから、そうしてほしくなければ、おとなしく女性の言うことを聞きなさい、って脅せばいいと思います(笑)

 

とにかく、子孫を作れる女性のほうが、生物的にすぐれているモノと僕は思います。男性は、それを微力でサポートする脇役的な存在。蟻や蜂も、女王が卵を生み、それをオスがせっせと働き、守るだけ。

 

かなり話が逸れてしまい、しかもかなり僕個人の信条というか思想をさらけ出し、不快な思いをされた方もいるかと思われますが、やっぱり書かずにはいられませんでした。

 

今回、妻との不妊治療を続けていくうちに、妊娠や人が人を作ることが、いかに奇跡的なことであるということを知り、かなり哲学めいたことになっちゃいました。反省。