AusJapanMate’s Blog

おもに海外(オーストラリア)での妊活(妊娠・体外受精・IVF)と日々のあれこれ

Story 4 手術とそろばんと私

前回、触診の結果、手術による子宮内膜症の除去をしてもらうことになりました。

 

先生は、子宮内膜症不妊の原因や、除去することによって妊娠できるとは断言できないけど、それでも除去した後に自然妊娠の可能性は高まるとの説明。まぁ、やらなきゃならないんでしょうね、きっと。

 

すでに僕たちは、この先生の指示に従うことに決めていたので、その場で手術してもらうことを伝え、スケジュールも決めました。なにせ忙しい先生なので、ここでスケジュールを決めておかないと、全部が後回しになってしまうので、迷っている暇なんてありませんから。

 

オーストラリアでは専門医が不足していて、その専門の医者が少ない分野の診察や手術が半年後や1年後になる、ってこともあるようです。逆に日本では、大きな総合病院や大学病院に直接行って専門医に診てもらうことが可能だから、ちょっと問題になっていましたね。そこでホームドクター制度や紹介状なしの診断には、何千円かかかるとかっていうニュースを見たことがあります。日本って、医療に限って言えば、本当に恵まれてますよ。

 

それにしても、妊娠するために、それも妊娠できるとも限らないのに手術をしなくてはならないとは、妻(女性)には負担が大きすぎますね。一方、夫(男性)は、なんの負担も無いに等しい。でも代わってあげることは、もちろんできないので、とにかく平静を装って、

 

「もう少し早く診てもらうべきだったねぇ~」とか、

「(先生も言っていたけど) 重い生理が軽くなるかもよ」とか、

 

なんとも優しくない言葉だけども、それでもどうにか気を紛らわせてあげられたらとは思いました。とは言え、実に非力なもんです。

 

そうした気持ちと同時に、頭の中では冷静に、そろばんをはじき、収入と支出のスケジュール帳が行ったり来たり。ちなみに、家計は基本的に、僕がコントールしています。といっても、そんなたいそうなことではなく、あくまで一般庶民の家庭ですから、食料品や雑貨費用と貯金の管理くらいなもんですけど。

 

それにしても、しつこいようですが、やはりある程度の貯金があるおかげで、高額な手術であっても経済的な心配はない。やっぱりこの世の中、お金って本当に大事だと、ここ最近、あらためて痛感しています。お金がすべてじゃないけど、お金で解決できることがほとんどのように思うのですが、どうなんでしょう?

 

海外にいると、日本の良さをよく感じます。とくに医療関係は、文句なし。先進技術もあって、専門医に直接会いに行けて、しかも国民健康保険の適用範囲が広くて費用が安い!この保険制度を、最近では外国人に使わせてしまっているようですけど、どんだけ日本人はお人好しなんでしょ?税金を払っていない人の分の医療費を、日本国民が払った税金で賄っているんですから。外国人が病気になったら、受け入れる病院はクレジットカードくらい提示してもらって初めて受け入れるくらいの体制にしておかないと、外国人は強かですからうまく使われてしまいますよ。まったく!

 

話が逸れてしまったので、今日はこのへんにしておきます。つづく。